弁護士栄田国良(神奈川県弁護士会所属)– Author –
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賃金に関する問題(未払賃金、賞与、残業代等)
残業代の請求と付加金
1 付加金とは? 付加金とは、裁判所が、残業代等を支払わなかった会社に対して、労働者の請求によって、残業代等の未払い賃金のほかに、未払い賃金と同一額の付加金の支払いを命じることができる一種の制裁金です1。 労働審判や訴訟(裁判)において... -
賃金に関する問題(未払賃金、賞与、残業代等)
年俸制と残業代請求について
1 年俸制とは? 年俸制とは、労働者の能力や成果の評価に基づいて個別に賃金額が決定される制度です1。月給制とは異なり、例えば1年間の給与の総額が決定され、その12分の1、あるいは16分の1を毎月支給されます2。 それでは、年俸制の給与を... -
労働契約終了に関する問題(辞職、退職勧奨、解雇、整理解雇等)
能力不足や勤務成績不良等の理由による不当解雇(違法な解雇)
第1 能力不足や勤務成績不良等の理由による解雇 会社は、就業規則に、解雇できる事情として、「業務能力が著しく劣り、または勤務成績が著しく不良のとき」等の条項を定めていることがあります。そして、会社は、このような条項に基づいて、「仕事がで... -
労働契約終了に関する問題(辞職、退職勧奨、解雇、整理解雇等)
不当解雇(違法な解雇)をした会社に対する損害賠償請求等
第1 はじめに 不当な解雇(違法な解雇)をされた場合、解雇された労働者は、復職や、復職するまでの給与の支払いを会社に対して請求することができます。 しかし、なかには不当な解雇(違法な解雇)を争いたいけれども、会社に復職する意思はない方... -
賃金に関する問題(未払賃金、賞与、残業代等)
管理職(名ばかり管理職)の労働者と会社に対する残業代の請求
第1 管理職には残業代が支払われない? 工場長や部長等の地位にある労働者や、店長・支店長・マネージャー等の地位にある労働者等が会社に対して残業代を支払うよう求めると、会社は、その労働者が管理職であるから残業代を支払う義務がない旨主張する... -
賃金に関する問題(未払賃金、賞与、残業代等)
残業代はいつまで請求できるの?(残業代の時効)
第1 はじめに 時効という言葉がありますが、3年前から残業代が会社から支払われていない場合、労働者が会社に対して残業代を請求することは、まだできるのでしょうか。 第2 残業代の時効(請求の期限) 消滅時効という、一定期間が経過するとその... -
賃金に関する問題(未払賃金、賞与、残業代等)
手元に証拠がない場合の会社に対する残業代請求
第1 はじめに 労働者が会社に対して残業代請求をする場合、労働者は、残業代を計算するための残業の時間を主張・証明する必要があります。残業の時間を証明するためには証拠が必要ですし、そもそも残業の時間を主張するためにも、主張を検討するための... -
賃金に関する問題(未払賃金、賞与、残業代等)
残業代請求での固定残業代とは?
第1 固定残業代とは 固定残業代とは、残業代として支払われる、あらかじめ定められた一定の金額です。定額残業代とも呼ばれることがあります。 会社は、労働者に対して、時間外労働や休日労働等をさせた場合、割増賃金を支払わなければなりません(... -
賃金に関する問題(未払賃金、賞与、残業代等)
未払い残業代請求と事業場外みなし労働時間制
第1 事業場外みなし労働時間制とは 会社員から残業代請求を受けた会社は、事業場外(会社の外)での会社員の労働時間について、会社員の実際の労働時間ではなく、みなされた労働時間が、残業代の計算における労働時間であると主張することがあります。... -
労働災害の問題(過労死・過労自殺・過労うつ等)
労災請求に対する労基署の判断内容等に関する記録の開示請求
1 労基署の労災認定の判断内容等の資料の開示方法 労働基準監督署の不支給決定(労災を認定しなかった判断)に対する審査請求(不服申立て)を検討している場合や、労災が認定され会社に対する損害賠償請求を検討している場合、労働基準監督署の労災認...

