弁護士栄田国良(神奈川県弁護士会所属)– Author –
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労働災害の問題(過労死・過労自殺・過労うつ等)
長時間労働後に賃金減額を伴う配置転換をされた労働者が罹患したうつ病の業務起因性(労災認定)についての事例(裁判例)
長時間労働後に賃金減額を伴う配置転換をされた労働者が罹患したうつ病の業務起因性が認められた(労災認定された)事例である、2023年11月14日京都地方裁判所判決を紹介いたします。 1 事案の概要 原告が、出版社に勤務していたところ、長... -
労働災害の問題(過労死・過労自殺・過労うつ等)
暴行加害者に対する出向命令等によって、暴行加害者が精神疾患を発病したか否かが問題となった事例(裁判例)
1 はじめに 精神障害の労災認定において、暴行加害者に対する出向命令等によって、暴行加害者が精神疾患を発病したか否かが問題となった事案である、2021年6月28日東京地方裁判所判決労働判例1302号30頁をご紹介します。 ご紹介する理... -
ハラスメントに関する問題(パワハラ、セクハラ、マタハラ、カスハラ等)
パワハラの労働問題とは?
1 はじめに 労災申請、損害賠償請求や職場環境改善要求等、労働問題においてパワーハラスメントが問題となることは少なくありません。 2 パワーハラスメントの定義 それでは、パワーハラスメントは、どういう意味なのでしょうか? 労働施策総合... -
労働災害の問題(過労死・過労自殺・過労うつ等)
過労自死(自殺)やうつ等の労災申請において、通勤時間は労働時間に含まれるの?
1 はじめに 過労死・過労自殺・過労うつ等の労災申請において長時間労働の有無が問題となる場合に、通勤時間が労働時間に含まれるのか、業務の過重性として評価されるのかが問題となることがあります。 2 純粋な通勤時間 純粋な通勤時間は、労働時... -
自殺(自死)
事故死と自殺について
1 はじめに 自損事故で運転者が亡くなったとの報道に接することがあります。 報道では亡くなった経緯は詳細にはわかりません。 ですが、事故死だったのだろうか。自殺だったのだろうかと、考えることがあります。 2 事故死と自殺 自動車事故死... -
ハラスメントに関する問題(パワハラ、セクハラ、マタハラ、カスハラ等)
パワハラでうつ病や自死(自殺)の精神疾患の労災認定はされる?
はじめに うつ病や自死(自殺)の精神障害の労災が認定されるためには、原則として精神障害の発病前おおむね6か月間の業務による強い心理的負荷が認められる必要があります。 パワハラ(パワーハラスメント)は、業務による心理的負荷の具体的な出来... -
労働災害の問題(過労死・過労自殺・過労うつ等)
階段からの転落についての労災申請と損害賠償請求
労働者が業務中又は通勤中に階段から転落し、負傷、死亡してしまうことがあります。 転落時の事情によっては、労災の認定を受けることができます。また、会社に対して損害賠償請求をすることができる可能性もあります。 以下では、階段からの転落に... -
労働災害の問題(過労死・過労自殺・過労うつ等)
海外出張中の交通事故による被災と出向元・出向先の安全配慮義務等についての事例(裁判例)
1 はじめに 2023年1月25日東京高等裁判所判決労働判例1300号29頁・伊藤忠商事・シーアイマテックス事件では、海外出張中の交通事故による被災と、出向元・出向先の安全配慮義務等について判断されています。 本件判決の意義として、海... -
労働災害の問題(過労死・過労自殺・過労うつ等)
労災のおけるみなし労働時間制と労働時間に関する業務による心理的負荷の評価
1 はじめに 精神障害の労災が認められるためには、原則として、①対象となる精神障害の発病、②発病前のおおむね6か月間の業務による強い心理的負荷が認められること、③業務以外の心理的負荷や個体側の要因によって発病したと認められないこと、を満た... -
労働災害の問題(過労死・過労自殺・過労うつ等)
労災認定の対象となる精神障害での休職中の解雇について
1 はじめに 労働者が仕事での長時間労働やパワーハラスメント等の過重労働によってうつ病等の精神障害に罹患し休職中に、会社から解雇すると言われた場合、労働者は仕事を辞めなければいけないのでしょうか? 2 労働者には解雇されない権利があるこ...

