裁判例– category –
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【過労死等】過労自死裁判においてパワハラの存在が否定された事例
令和6年2月2日釧路地方裁判所判決は、自死した地方公務員のご遺族が地方自治体に対して、パワハラ等により故人が精神疾患に罹患して自死したとして、国家賠償請求をした事案です。 結論としては、被告は、故人が1か月当たり平均100時間を超える... -
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【過労死等】うつ病自殺と安全配慮義務違反の成否に関する事例・奈良県(うつ病自殺)事件
はじめに 奈良県(うつ病自殺)事件・令和4年5月31日奈良地方裁判所判決労働判例1330号53頁は、自死した故人の遺族らが県に対して損害賠償請求をした事例で、自死した故人のうつ病の発病、増悪について、うつ病の発病については安全配慮義務違... -
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【会社からの損害賠償請求】詐欺行為の業務を行わされたことによる損害賠償請求が認められた事例
令和6年7月19日東京地方裁判所判決判例タイムズ1539号184頁は、元従業員が元勤務先の使用者に対して、詐欺行為の業務を強要される等して、退職に追い込まれて精神的苦痛を受けた等して、損害賠償請求をし、請求の一部が認められた事案です。 ... -
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【不当解雇】窃盗などを理由とする懲戒解雇が有効と判断された事例
学校法人金蘭千里学園事件・令和7年9月12日大阪地方裁判所判決は、元教諭が、学校法人に対して、懲戒解雇が無効であるとして、地位確認等(復職等)を請求した事案です。 懲戒解雇の理由に当たる事実としては、①学校の体育教官室に侵入して、他の... -
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【不当解雇】求人情報では正社員との記載があるのに、有期雇用契約と判断された事例
概要 令和5年1月16日東京地裁判決労働判例1341号152頁・ISS事件は、会社との間で雇用契約を締結した原告が、会社に対して、次の主張をした事案です。 ①雇用契約が無期雇用契約(期間の定めのない契約)である。 ②仮に有期雇用契約であ... -
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【過労死等】難易度の高い業務や上司からのパワハラ等を理由として過労自死(自殺)の労災と認定された事例
令和3年9月16日名古屋高等裁判所判決は、以下のとおり判断して、自動車会社に勤務していた被災者が、難易度の高い業務、周囲からの支援の欠如、上司からのパワハラ等からうつ病を発病し、自死(自殺)したとして、労災保険の不支給処分を取り消す旨... -
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【過労死等】「お前こんなこともできないのか」等との叱責等による心理的負荷(ストレス)がうつ病を発病させる程度であったとはいえない等として労災と認められなかった事例
うつ病・適応障害の発病や、過労自死(自殺)の労災申請においては、長時間の残業、上司からのパワハラ、厳しいノルマ等による心理的負荷(ストレス)があったということを、労働者が主張立証する必要があります。 そして、厚労省の精神障害の労災の認... -
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【過労死等】過労自死(自殺)に関して個人のノートパソコンの稼働時間から労働時間を認定するのが難しいと判断された事例
うつ病等や過労自死(自殺)の労災申請では、業務用ではなく、プライベートのパソコンでの業務が労働時間に該当するかが問題となることがあります。被災者の中には、プライベートのパソコンでも仕事をされている方がいるからです。 令和4年6月15日... -
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【過労死等】パワハラによるうつ病・適応障害や過労自死(自殺)の労災申請ではパワハラの経緯等が重要であること
はじめに 精神障害の労災の認定基準では、上司等からのパワハラによる心理的負荷(ストレス)も、仕事における心理的負荷(ストレス)として評価されています1。 上司等からのパワハラのみでうつ病等の労災や過労自死(自殺)と認められることもあれば... -
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【過労死等】仕事以外の理由によるうつ病等による自死(自殺)について会社に責任が認められることがある?
うつ病等の労災申請では、労基署は、精神障害の労災の認定基準に基づいて、労災か否かを判断しています。 具体的には、精神障害の労災の認定基準では、原則として、次の3つの条件を満たす必要があります。 すなわち、①うつ病や適応障害等の病気にな...

