弁護士栄田国良(神奈川県弁護士会所属)– Author –
-
労働契約終了に関する問題(辞職、退職勧奨、解雇、整理解雇等)
不当解雇された際に退職金や解雇予告手当等を受け取ってもいいの?
不当解雇された際に、労働者は、会社から、退職金や解雇予告手当等を受け取っても良いのでしょうか。 結論としては、不当解雇の効力を法的に争う場合は、退職金や解雇予告手当等をそのまま受け取らずに、未払いの給与に充てたり、保管する等の対応をす... -
労働災害の問題(過労死・過労自殺・過労うつ等)
労災における業務災害と通勤災害とは?
1 労災における業務災害と通勤災害とは? 労働者災害補償保険は、業務上の事由(略)又は通勤による労働者の負傷、疾病、障害、死亡等に対して迅速かつ公正な保護をするため、必要な保険給付を行い、あわせて、業務上の事由(略)又は通勤により負傷し... -
ハラスメントに関する問題(パワハラ、セクハラ、マタハラ、カスハラ等)
入社1年目の労働者が自死したことについて、労災保険の遺族補償一時金を不支給とした処分が高裁において取り消された事例
1 上司等からのパワーハラスメントによる精神障害の労災請求 過労自死や過労うつの精神障害の労災が認定されるためには原則として精神障害の発病前おおむね6か月間の業務による強い心理的負荷が認められる必要があります。 そして、上司等からのパ... -
労働契約終了に関する問題(辞職、退職勧奨、解雇、整理解雇等)
複数の不適切行動を理由とした解雇が有効とされた例
1 勤務成績不良等の理由による解雇 「能力不足や勤務成績不良等の理由による不当解雇(違法な解雇)」において書かせていただいたとおり、能力不足や勤務成績不良等を理由として解雇された場合、労働者は、解雇の効力を争うことができます。 労働契... -
賃金に関する問題(未払賃金、賞与、残業代等)
サービスドライバーの残業代の請求と変形労働時間制の例
1 ヤマト運輸(未払割増賃金)事件(令和4年2月22日大阪地方裁判所判決労働判例1302号6頁) ⑴ 当事者 被告は、宅配等の各種輸送に関わる事業を行う会社です。 原告は、被告との間で労働契約を締結して、被告社内においてサービスドライバ... -
賃金に関する問題(未払賃金、賞与、残業代等)
残業代請求における出来高払制賃金について労働者の賃金が労働給付の成果に応じて一定比率で定められている仕組みの下で労働者に支払われるべき賃金のことをいうと解するのが相当であるとされた例
1 残業代請求における「出来高払制その他の請負制」の賃金の取扱い 残業代請求において、割増賃金は、以下のとおり計算されます(「残業代請求等における割増賃金について」参照)。 すなわち、割増賃金は、「通常の労働時間又は労働日の賃金」を基... -
賃金に関する問題(未払賃金、賞与、残業代等)
ノートの記載から実労働時間を認定するのが相当であるとされた例
1 残業代の請求における実労働時間の証拠 労働者が会社に対して残業代を請求する場合、残業していたこと、すなわち実労働時間を証明する必要があります。 実労働時間を証明するためには、そのための証拠が必要です。 証拠としては、タイムカード、... -
賃金に関する問題(未払賃金、賞与、残業代等)
残業代を請求する権利と会社への債務の相殺はできるの?
1 はじめに 労働者が会社に対して残業代を請求したところ、会社は、労働者に対して、労働者が会社に対して負っている損害賠償債務等と相殺をすると主張してきました。 労働者の会社に対する残業代を請求する権利と、労働者が会社に対して負っている... -
賃金に関する問題(未払賃金、賞与、残業代等)
賃金や残業代の未払いの労働問題を労働基準監督署に相談できる?
1 はじめに 結論としては、会社が賃金や残業代を支払わない場合、労働者が労働基準監督署に対して相談することで、労働基準監督署が、会社に対して、未払いの賃金や残業代を支払うよう指導することがあります。その結果、会社が、労働者に対して、未払... -
労働問題
労働問題の解決の仕方
1 はじめに 突然不当な理由で解雇された(不当解雇)、違法な退職勧奨を受けている、賃金を一方的に減額された、残業代を請求したい、パワハラ・セクハラ等のハラスメントを受けている、過労自死・勤務中の事故等の労働災害等々、労働問題が起きた時に...

