弁護士は、ご依頼いただくと、文献の調査、書類の作成、交渉、訴訟等の法的な手続きなどの対応をしています。そして、通常、一つのご依頼だけではなく、複数のご依頼を並行して対応しております。
私も、現在、多数のご相談・ご依頼をお受けしております。そして、一件、一件、必要な時間をかけて、対応しています。なかには、一つのご依頼に数十時間~百時間、それ以上の時間をかけて対応させていただくこともあります(少なくとも労働事件については、通知を数通出して終わる事件は、私の中では珍しいです。)。
私自身、過労によるうつ病や過労自死の労災申請等に多数携わる機会をいただいておりますが、例えばうつ病や過労自死の労災申請・損害賠償請求では資料の収集に交渉や法的手続きを用います。そして、収集した資料が膨大になることもあります。証拠を集めることから円滑に進むとは限らず、証拠の収集、膨大な資料の分析・検討に相当数のお時間をいただくこともあります。膨大な資料に基づいて、作成する書類も大部になることもあります。そうしていくと、数十時間からそれ以上の時間になることもあります(少なくとも、例えば過労自死の労災申請などで、労基署や裁判所に対して故人の受けた心理的負荷を十分に伝えるためには、弁護士の作業が数時間程度で終わるはずがありません。)。
気づけば、相当程度の(独立前と同程度又はそれ以上)仕事をさせていただいており、平日には深夜まで仕事をすることもあれば、基本的には少なくとも土日のどちらかも仕事をしています。私の周りにも、同程度かそれ以上働かれている弁護士もいます(もちろん、弁護士といっても様々で、どのような事件を扱っているのか、どのような働き方をしているのかは、弁護士次第です。)。
弁護士業には、仕事量だけではなく、責任の重さ、締め切りを複数抱える等など、ストレスの要因となる事情は多々あります(私自身うつ病や自死等の医学的な文献も確認して日々研鑽を積んでいますが、弁護士のメンタルヘルスについては、三浦光太郎編著「今からでもすぐできる!弁護士メンタルヘルスケアの心得~メンタルお悩み事例から学ぶ セルフケア実践法~」(第一法規株式会社,令和7年)等の文献もあるほどです。)。
過労自死等に強い関心を持ち、多数携わらせていただいておりますが、気付けば、客観的にみると、ストレスが相当程度蓄積されるような働き方をしています。
ただ、それでも、遣り甲斐がある仕事なのは間違いないです。また、特にうつ病や過労自死の労働事件に携わっていると、依頼者や依頼者のご家族の方(亡くなられた方)が病気になったり、亡くなるまで頑張ってきたと思うと、私自身ももっと努力しなければならないと思わざるを得ません。
